山川 世界史小辞典 改訂新版 「オングト」の解説
オングト
Önggüd
金から元の時代に,内モンゴルの陰山山脈付近に遊牧していたトルコ系部族。王国を形成し,キリスト教を信奉した。チンギス・カンがナイマン王国と戦ったときに彼に味方し,その功績で代々チンギス家との通婚を許された。中国内蒙古自治区のオロン・スムは,その王府跡。ネストリウス派の教会とモンテ・コルヴィノが建てたカトリック教会の遺跡がある。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報