オンネモト竪穴群(読み)おんねもとたてあなぐん

日本歴史地名大系 「オンネモト竪穴群」の解説

オンネモト竪穴群
おんねもとたてあなぐん

[現在地名]根室市温根元

根室半島北面の温根元おんねもと漁港の西の海岸段丘、標高一〇メートルに位置するオホーツク文化期の遺跡。隣接して根室半島チャシ跡群のヲンネモトチャシ跡がある。昭和四一年(一九六六)と同四二年に竪穴二個と貝塚が発掘された。ほかに竪穴と思われる窪み一ヵ所がある。一部は宅地造成・整地などで消滅している。発掘調査ではオホーツク式土器の貼付式浮文が主体で、炭素同位体法による年代測定では二三一〇±九〇年前。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android