オージャー(その他表記)Kṛttivās Ojhā

改訂新版 世界大百科事典 「オージャー」の意味・わかりやすい解説

オージャー
Kṛttivās Ojhā

インドベンガル地方,中世(通説に従えば15世紀)の宮廷詩人。生没年不詳。ベンガル文学史上最古の叙事詩とされる《クリッティバシ・ラマヨン》の原作者。《ラーマーヤナ》をベンガル人向けに翻案した性格を持つこの作品は,ベンガルの民衆に親しまれ,今日まで広く歌い継がれてきた。だが後世付加改変が多く,現在伝わる写本のどこまでが彼自身の手になるかは疑問とされている。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 正幸 大西

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む