大学事典 「オーフス大学」の解説
オーフス大学[デンマーク]
オーフスだいがく
1928年,デンマーク第2の都市オーフス(中央ユラン地域)に設立された総合大学。「ユランの大学教育(デンマーク)」としてスタートし,1933年以降,現在の名称が用いられている。当初は人文学系のコースのみであったが,徐々に分野を拡大していった。設立以来,私立の高等教育機関として運営されてきたが,1970年の大学法制定を機に国立へと移管されている。21世紀を迎え,デンマーク全体での高等教育機関の再編・統合が進む中で,2006年にヘアニング経営管理・工科大学,2007年にオーフス経営大学,デンマーク農業科学研究所,デンマーク国立環境研究所,デンマーク教育大学,12年にオーフス工学カレッジをそれぞれ吸収する形で統合している。その結果,デンマークでは最大規模の大学となった。2015年現在,4学部(人文学部,医(保健)学部,理工学部,経営・社会科学部)に4万5000人の学生が学ぶ。
著者: 渡邊あや
出典 平凡社「大学事典」大学事典について 情報