オーラフ1世(読み)オーラフいっせい(その他表記)Olaf I Tryggvason

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オーラフ1世」の意味・わかりやすい解説

オーラフ1世
オーラフいっせい
Olaf I Tryggvason

[生]964頃
[没]1000
ノルウェー王 (在位 995~1000) 。ハーラル1世 (美髪王) の孫。生後まもなく父が殺され,キエフのウラジーミル1世 (聖公) のもとへ逃れた。バイキングの長となり,アイスランドの散文物語「サガ」の伝えるところによればシチリア島などを略奪。デンマーク王スウェイン1世とともにロンドンを攻撃 (994) 。キリスト教徒となりノルウェーに戻って王を称した。ノルウェーおよびアイスランドを力によってキリスト教化。スウェイン1世とスウェーデン王ウーロフ (課税王) の連合軍に敗れ,戦死。

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