山川 世界史小辞典 改訂新版 「カギュ派」の解説
カギュ派(カギュは)
bKa' brgyud pa
紅帽派(こうぼうは)ともいう。チベット仏教の一派。マルパ(1012~97)のもたらした密教経典を奉じる。マルパの孫弟子タクポラジェが教義を確立し,この教義のもとに多数の分派が生まれた。このうちパグモドゥ・カギュ派が14~15世紀に,カルマ・カギュ派が16世紀後半にチベットの政界に勢力を有した。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報