カザレの別荘(読み)カザレのべっそう

世界の観光地名がわかる事典 「カザレの別荘」の解説

カザレのべっそう【カザレの別荘】

イタリア南部のシチリア島第2の都市カターニャ(Catania)近郊にある、古代ローマの遺構。同島の中心都市パレルモ(Palermo)からはバスで2時間ほどの場所にある。3~4世紀ごろに建設された別荘で、その所有者はアフリカとの交易を行っていたローマ人の貿易商と考えられている。敷地面積は3500m2で、古代ローマの遺構としては同島最大級である。北イタリアの職人の手であろうと推定されている見事なモザイクの床が残っている。◇正式名称は「Villa Romana del Casale」。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む