カジミエシ2世(読み)カジミエシにせい[こうせいおう](その他表記)Kazimierz II, Sprawiedliwy

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カジミエシ2世」の意味・わかりやすい解説

カジミエシ2世(公正王)
カジミエシにせい[こうせいおう]
Kazimierz II, Sprawiedliwy

[生]1138
[没]1194.5.5.
ポーランド王 (在位 1177~94) 。ボレスワフ3世 (唇曲王)末子マグナート (大領主) 勢力支持で,ウィエルコポルスカ地方を拠点にしていたミエシコ3世 (老王) を追放して即位。 1185年以降,マゾフシェとクヤーウィ両地方をも獲得。教会の保護,皇帝権の承認などによりミエシコ3世の復位をくじき,王権を強化した。ウクライナ地方にも勢力を伸長し,内政手腕を発揮した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む