日本大百科全書(ニッポニカ) の解説 カステッラマーレ・ディ・スタビアかすてっらまーれでぃすたびあCastellammare di Stabia イタリア南部、カンパニア州ナポリ県の都市。ナポリ湾に面する。人口6万6413(2001国勢調査速報値)。古代ローマの都市スタビアエStabiaeを前身とする。古くから温泉地として知られる。1783年、ブルボン家のフェルディナンド4世による大造船所の建設は、工業都市としての発展の基礎となった。現在では造船業のほか、製鉄、機械、食品、製革業が営まれ、南イタリア有数の工業拠点となっている。[堺 憲一] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例