カタンドアネス島(読み)カタンドアネストウ(その他表記)Catanduanes

日本大百科全書(ニッポニカ) 「カタンドアネス島」の意味・わかりやすい解説

カタンドアネス島
かたんどあねすとう
Catanduanes

フィリピン中部、ルソン島南東部の太平洋上にある島。ラゴノイ湾を挟んでルソン島のレガスピ半島と対し、カタンドアネス州を構成する。面積1430平方キロメートル、人口21万3000(2000)。州都ビラク。全体として低山性の丘陵地からなり、最高点は900メートルである。土地は肥沃(ひよく)で沿岸はよく耕され、米、ワタココヤシアバカなどを栽培する。また金、銀、石炭なども産する。住民はビコル人。ビラクとルソン島のレガスピとは交通上密接に結ばれている。

[別技篤彦]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android