法則の辞典 「カタ冷却力」の解説 カタ冷却力【kata-cooling power】 カタ温度計*の上方目盛から下方目盛(38℃ から35℃,あるいは100°Fと95°F) にアルコール糸が下降するのに必要な時間を T,温度計球部表面積から放出される熱量を f としたとき で表される量をカタ冷却力という.通常はm cal/cm2 を単位として表す.球部を温水につけてから表面をぬぐって水分を完全に除去して測定した「乾カタ冷却力」と,絹製の袋に球部を入れて温水に浸し,後で袋と余分な水分を除いて測定した「湿カタ冷却力」とがある.前者は輻射と対流の効果,後者は輻射,対流,蒸発の効果を表すものである. 出典 朝倉書店法則の辞典について 情報