カッシオペイア(読み)かっしおぺいあ(その他表記)Kassiopeia

日本大百科全書(ニッポニカ) 「カッシオペイア」の意味・わかりやすい解説

カッシオペイア
かっしおぺいあ
Kassiopeia

ギリシア神話で、エチオピア王ケフェウスの妻。アンドロメダの母。器量自慢で、自分は海のニンフのネレイスたちよりも美しいと広言したため、怒ったネレイスたちは父神ポセイドンに訴えて、この国に高潮と海の怪物を送らせ、海岸部を荒らし回らせた。そこで彼女は娘アンドロメダを怪物への犠牲に供そうと海岸の岩場に縛り付けたが、おりしもゴルゴン退治の帰途にあったペルセウスがこれを助けて妻にめとった。カッシオペイアは死後星座に変身したが、その姿は驕(おご)りの罰として、仰向けざまに両足をあげたかっこうをしているといわれる。

[丹下和彦]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む