化学辞典 第2版 「カテネーション」の解説
カテネーション
カテネーション
catenation
同種元素の原子がつくる鎖状の結合構造.直鎖,環状,単結合,多重結合を問わない.炭素においてもっともいちじるしく認められ,有機化合物の多様性の原因となっている.同じ族でもC,Si,Geの順に減る.また,ほかの族でも,ポリ硫化物,ポリリン酸塩,ゴム状硫黄(カテナ硫黄)などがある.Se,Asなどでもある程度認められるが,これらでは単結合のみで,しかも炭素よりその結合が弱い.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報