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単結合 タンケツゴウ

大辞林 第三版の解説

たんけつごう【単結合】

一個の原子と他の原子との間で、一対の電子が共有されてできた共有結合。構造式中では一本の線(価標)で表される。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

単結合
たんけつごう
single bond

化学結合の表現の一つ。化学結合のうち、二つの原子からそれぞれ電子を出し合う結合を共有結合というが、単結合は共有結合の内容を表している。二つの原子をA、Bとし、それぞれの結合電子をa、bで示すと、共有結合はaとbとの重なりによって生成する。重なり合いをもつ確率はa、bともにσ(シグマ)電子である場合と、aがσ電子、bがpx電子(x軸を結合方向とする)、あるいは、a、bともにpx電子の場合とがある。重なり合った電子の分布は、結合軸に対して対称的であるため、角運動量Λ(ラムダ)はゼロである。これをσ結合という。単結合はσ結合ともいわれる。古典的な表示では、二つの原子ABの間に:を入れ、単結合を表す。水素分子のHH間、塩素原子間の結合、塩化水素のH:Clなどが代表的例である。[下沢 隆]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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