カトリック教会と中絶

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カトリック教会と中絶

カトリック教会人工妊娠中絶を「殺人」と考え、破門にもつながる「重罪」とみなしている。ローマ法王フランシスコは2016年、この立場を維持しながら、許しを請う女性を赦免する権限を全聖職者に与えた。カトリック教会の力が強いポーランドやアイルランドブラジルパラグアイなどは中絶を原則禁止。他方でカトリックの多いフランスは1975年に中絶を合法化する法律を制定した。米国では連邦最高裁が中絶を女性の権利として認めたが、キリスト教保守派が中絶禁止を訴え、トランプ政権も中絶に厳しい政策をとっている。(ロンドン共同)

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