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人工妊娠中絶 じんこうにんしんちゅうぜつ artificial termination of pregnancy

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

人工妊娠中絶
じんこうにんしんちゅうぜつ
artificial termination of pregnancy

胎児が子宮外で生育不可能な時期に,人工的に妊娠を中断して,胎児とその付属物を子宮外に出すこと。現在では,妊娠 22週未満を子宮外生育不能な期間とみなしている。妊娠3ヵ月までは,機械的に子宮口を開き,内容を除去する手術が行われるが,4~5ヵ月では,出産と同じように陣痛を起させ,子宮筋の力で頸管を開き,内容を排出させる方法がとられるので時間がかかり,危険度も高くなる。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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知恵蔵2015の解説

人工妊娠中絶

日本では、妊娠12週未満ではほとんどが子宮内掻爬(そうは)術という手術が行われ、12週以降22週未満は子宮収縮剤などを使用して陣痛を起こし、分娩と同様の経過で中絶が行われている。米国では食品医薬品局(FDA)が2000年9月、“飲む中絶薬"といわれるミフェプリストン(RU486)を承認。欧州連合(EU)諸国でも販売されている。同薬は妊娠維持に必要なプロゲステロンの作用を抑制する薬で、妊娠初期に服用すると手術しなくても中絶できる。ただし、使用できるのは妊娠7週までで、成功率は92〜95%。出血、吐き気、下痢、頭痛などの副作用の他、1〜2%の割合で出血が止まらず、手術が必要となるケースがある。日本での同薬の承認申請は行われていない。

(安達知子 愛育病院産婦人科部長 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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デジタル大辞泉の解説

じんこう‐にんしんちゅうぜつ【人工妊娠中絶】

胎児が、母体外において、生命を保持することのできない時期に、人工的に、胎児及びその付属物を母体外に排出すること。妊娠の持続が母体にとって危険である場合などに行うもので、日本では母体保護法に基づき、一定の条件のもとで認められている。妊娠中絶人工流産

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大辞林 第三版の解説

じんこうにんしんちゅうぜつ【人工妊娠中絶】

妊娠中に、人為的に流産や早産をさせること。堕胎。妊娠中絶。中絶。母体保護法により規制を受けている。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

人工妊娠中絶
じんこうにんしんちゅうぜつ

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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世界大百科事典内の人工妊娠中絶の言及

【死産】より

… 医師による人工死産には母体保護法に基づくものと基づかないものがある。前者は,胎児が母体外において生命を保持しつづけることができない時期に,医師会の指定する医師によって,(1)妊娠の持続または分娩が身体的・経済的理由により母体の健康を著しく害するおそれのあるとき,(2)暴行や抗拒不能状態で姦淫されて妊娠したときに行われる人工妊娠中絶である(母体保護法14条)。後者は,これら以外の理由で母体を疾病から救うために行われる人工妊娠中絶である。…

【堕胎罪】より

… 日本の刑法で堕胎罪を規定したのは,1880年公布の旧刑法330条以下以来であるが,現行刑法(1907公布)がこれを継承した背後には,富国強兵という国家目的の基礎として人的資源を確保するという政策的配慮があったものと思われる。しかし,第2次大戦に敗北した後には,反対に,食糧不足と人口過剰のなかで,1948年に優生保護法(1996年に〈母体保護法〉と改称)が制定され,一定の場合に人工妊娠中絶が合法化されることとなった。同法によれば,医学的,社会経済的,倫理的適応がある場合には,胎児が母体外において生命を保続することのできない時期に限り,妊婦および配偶者の同意のもとで指定医によって行われる人工妊娠中絶を合法としている。…

【妊娠中絶】より

…妊娠は最終月経第1日から起算しておよそ280日(40週)で分娩に移行するのが正常であるが,その途中の時期になんらかの原因で胎児およびその付属物が母体外に排出されることをいう。妊娠中絶には,自然に分娩に至る自然妊娠中絶と,人工的に分娩に至らしめる人工妊娠中絶とがある。妊娠中絶の時期が妊娠24週未満の場合は流産といい,37週未満から24週以上の場合は早産といっている。…

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