デジタル大辞泉 「中絶」の意味・読み・例文・類語 ちゅう‐ぜつ【中絶】 [名](スル)1 進行中の物事がとぎれること。また、中途でやめること。「交渉が中絶する」「作業を中絶する」2 人工妊娠中絶のこと。[類語]中止・打ち切る・やめる・切り上げる・よす・断つ・とりやめる・休止・停止・中断・ストップ・沙汰止み・お流れ・立ち消え・途絶・断絶・控える・手を引く・放り出す・見合わせる・見送る・思いとどまる・踏みとどまる 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「中絶」の意味・読み・例文・類語 ちゅう‐ぜつ【中絶】 〘 名詞 〙① 中途で絶えること。中程でなくなってしまうこと。[初出の実例]「被行内宴、長元以後中絶云々」(出典:兵範記‐保元三年(1158)正月二二日)「断髪の事、遊女宮木よりはじまりけん。されども中絶しぬるにや、六条の時代には、さまで女郎の髪切事をきかず」(出典:評判記・色道大鏡(1678)六)[その他の文献]〔戦国策‐趙策・孝成王〕② 中途でやめてしまうこと。また、中断すること。[初出の実例]「渡唐舟依二中絶一、薬種高直之間」(出典:庭訓往来(1394‐1428頃))[その他の文献]〔書経‐高宗肜日〕③ 人との関係や交際が中途で切れること。不仲になること。[初出の実例]「久しくまじはりて中絶す」(出典:咄本・醒睡笑(1628)二)④ 妊娠中絶をいう。[初出の実例]「妊娠を中絶した方がよからうといふ意見なんだよ」(出典:巴里に死す(1942)〈芹沢光治良〉三) なか‐だえ【中絶】 〘 名詞 〙 ( 「なかたえ」とも ) 交際が絶えること。また、物事が中途で絶えること。[初出の実例]「年ごろ里居したる人々のなかたえを思ひおこしつつ」(出典:紫式部日記(1010頃か)寛弘五年秋) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例