ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カバルカゼレ」の意味・わかりやすい解説
カバルカゼレ
Cavalcaselle, Giovanni Battista
[没]1897.10.31. ローマ
イタリアの美術史学者。 G.モレリとともに,イタリア絵画史研究の基礎を確立。 1848年イタリア統一運動に参加して捕えられたが,年来の友人 J.クロウの助力を得て 49年にロンドンへ亡命し,彼と初期フランドルの画家について共同研究を行う。 57年イタリアに復帰し美術総裁の要職につく。主著 (すべてクロウとの共著) 『新イタリア絵画史』A New History of Italian Painting (1864~70) ,『ティティアン』 Titian (77) ,『ラファエロ』 Raphael (82~85) 。
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