カフ文化(読み)カフぶんか(その他表記)Kafuan culture

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カフ文化」の意味・わかりやすい解説

カフ文化
カフぶんか
Kafuan culture

東アフリカから発見された世界最古石器文化とされていたが,今日では,カフ文化の石器とされているものの多く人工のものでなく,自然の営力によってなされた単なる石と考えられている。礫器とされているものの多くは滝,急流などによってつくられたもので,ほとんどが石器と認められていない。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

旺文社世界史事典 三訂版 「カフ文化」の解説

カフ文化
カフぶんか
Kafan

更新世初期のアフリカ(第1雨期)で,主としてアウストラロピテクス群の生んだ礫 (れき) 石器文化で,最古の旧石器時代の文化
出土はタンザニアのオルドヴァイ渓谷が中心で,オルドヴァイ礫石器文化ともいう。

出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android