日本大百科全書(ニッポニカ) 「カプアス山脈」の意味・わかりやすい解説 カプアス山脈かぷあすさんみゃくPegunungan Kapuas 東南アジア、ボルネオ島北西部の山脈。同島の脊梁(せきりょう)をなすイラン山脈に続く山系をなし、マレーシア領サラワクとインドネシア領カリマンタンとの自然国境を形成する。延長192キロメートル、平均標高1000~1200メートル。最高峰はラウィト山(1767メートル)。カプアス山脈はさらに西に延びて低山性のクリンカン山地となり、南シナ海に没する。この山脈の北と南にラジャン川、カプアス川などの大河が源を発して西流する。山地には諸所に先住民であるダヤク人が居住する。[別技篤彦] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例