カペー弦楽四重奏団(読み)カペーげんがくしじゅうそうだん

百科事典マイペディア 「カペー弦楽四重奏団」の意味・わかりやすい解説

カペー弦楽四重奏団【カペーげんがくしじゅうそうだん】

20世紀初頭に活躍したフランス演奏団体。独奏者としても知られたフランスの名バイオリン奏者リュシアン・カペーLucien Capet〔1873-1928〕が1893年に結成し,途中メンバーの交替などをはさんで,カペーの他界により1928年解散。ベートーベンの演奏に定評があった。1920年代にはプルースト宅でしばしば演奏。なお,2代目のビオラは名ピアノ奏者R.カザドシュの叔父アンリ・カザドシュ〔1879-1947〕で,ビオラ・ダモーレ奏者としても知られた。
→関連項目ミュンシュ

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android