20世紀西洋人名事典 「カミーロ・ホセセーラ」の解説
カミーロ・ホセ セーラ
Camilo José Cela
1916.5.11 -
スペインの小説家。
ガリシア地方生まれ。
1942年「パスクアル・ドゥアルテの家族」でスペイン内戦後の文壇にデビューし、スペイン文学に新しい方向を示した。その後、マドリードの庶民生活をパノラマ風に描いた「蜂の巣」で作家としての地位を固める。創作活動のほか、’56年には文芸誌「Papeles de Son Armadans」を創刊し、評論、随筆でも健筆を振るい、また、’57年以来スペイン王立アカデミーのメンバーを務め、作品はほかに「1936年聖カミロの休日」(’66年)などがある。’77年上院議員となり、新憲法の起草にあたった。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報