健筆(読み)ケンピツ

デジタル大辞泉 「健筆」の意味・読み・例文・類語

けん‐ぴつ【健筆】

文章詩歌などを、巧みにどんどん書くこと。「健筆を振るう」
文字をじょうずに書くこと。達筆。
[類語]能文筆が立つ

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精選版 日本国語大辞典 「健筆」の意味・読み・例文・類語

けん‐ぴつ【健筆】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 筆のはこびのすぐれていること。上手な字や絵を書くこと。また、その文字や絵。達筆。
    1. [初出の実例]「絵銘青門被染健筆賜之」(出典:実隆公記‐享祿四年(1531)五月一一日)
    2. 「男の字のやうな健筆で」(出典:或る女(1919)〈有島武郎〉後)
  3. 文章や詩歌などをたくみに盛んに作ること。詩や文章の達者なこと。また、そのような人。
    1. [初出の実例]「健筆誰摩蔵園塁、硬語難圧甌北営」(出典:山陽遺稿(1841)詩集・二・夜読清諸人詩戯賦)
    2. [その他の文献]〔岑参‐送魏升卿擢第帰東都詩〕

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普及版 字通 「健筆」の読み・字形・画数・意味

【健筆】けんぴつ

雄健文筆。唐・杜甫〔戯れに六絶を為(つく)る、一〕詩 信の、老いてる 凌雲の筆、 今人嗤點(してん)(指さして笑う)す、傳するの賦 覺えず賢の後生を畏れしを

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