普及版 字通 「カ・ユウ・おとり」の読み・字形・画数・意味
7画
(異体字)
20画
[字訓] おとり
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(化)(か)。〔説文〕六下に「譯なり。囗に從ふ。鳥をゐる、生鳥をぎて以て之れを來(きた)すを、名づけてと曰ふ。讀みて譌(くわ)の(ごと)くす」とし、異文としてを録する。は(ゆう)声の字。「譯(訳)」とは媒介というほどの意。はおそらく譌、鳥を欺き誘う意であろう。
[訓義]
1. おとり。
2. あざむく、あざむきさそう。
3. と通じ、かわる。
[古辞書の訓]
〔新字鏡〕 袁止利(をとり)〔和名抄〕 語抄に云ふ、天々禮(ててれ)〔名義抄〕 ヲトリ 〔字鏡〕 テテレ・テテラ、保止利 〔字鏡集〕 ハタタカナリ・ヲトリ
[語系]
・譌nguaiは同声、xuaiは声近く、通用の語である。
[熟語]
育▶・子▶・場▶
[下接語]
讒
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報