カ・ユウ・おとり

普及版 字通 「カ・ユウ・おとり」の読み・字形・画数・意味


7画

(異体字)
20画

[字音] カ(クヮ)・ユウ(イウ)
[字訓] おとり

[説文解字]

[字形] 形声
声符は(化)(か)。〔説文〕六下に「譯なり。囗に從ふ。鳥をゐる、生鳥をぎて以て之れを來(きた)すを、名づけてと曰ふ。讀みて譌(くわ)の(ごと)くす」とし、異文としてを録する。(ゆう)声の字。「譯(訳)」とは媒介というほどの意。はおそらく譌、鳥を欺き誘う意であろう。

[訓義]
1. おとり。
2. あざむく、あざむきさそう。
3. と通じ、かわる。

[古辞書の訓]
〔新字鏡〕 袁止利(をとり)〔和名抄 語抄に云ふ、天々禮(ててれ)〔名義抄 ヲトリ 〔字鏡〕 テテレ・テテラ、保止利 〔字鏡集〕 ハタタカナリ・ヲトリ

[語系]
・譌nguaiは同声、xuaiは声近く、通用の語である。

[熟語]

[下接語]

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android