ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カラカルパク族」の意味・わかりやすい解説 カラカルパク族カラカルパクぞくKarakalpak ウズベキスタン,カラカルパク自治共和国の主要構成民族で,ウズベキスタンにおける総人口約 42万。ほかにアフガニスタン,イラン北西部,トルコ東部にも居住する。カラカルパク語はチュルク諸語のキプチャク語群に属する。形質的にはコーカソイドとモンゴロイドの混交した特徴が認められており,アラル海沿岸のステップに活躍したサカ,フン,チュルク,ペチェネグ,オグズなどの古代民族との系譜が明らかにされている。かつては灌漑農業と牧畜を営む半定着民で,イスラム教を奉じ,社会生活や家族内においては家父長的な色彩が強かったが,今日では,社会や文化は著しく変貌している。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by