カラカルパク語(読み)からかるぱくご(英語表記)Karakalpak

日本大百科全書(ニッポニカ) 「カラカルパク語」の意味・わかりやすい解説

カラカルパク語
からかるぱくご
Karakalpak

ウズベキスタン共和国内の北西部にあるカラカルパク自治共和国で約40万人(1989)が使用している、トルコ系諸言語一つアフガニスタンにも1万人以上のカラカルパク人が住んでいる。トルコ語族のうち中央語派に属し、カザフ語ときわめて近い関係にある。北東方言と南西方言に分かれるが、前者文語基礎となっている。正書法はアラビア・ペルシア文字から、1928年にラテン文字へ、そして40年からはキリル文字のものを採用していたが、94年ラテン化が決定された。

[竹内和夫]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カラカルパク語」の意味・わかりやすい解説

カラカルパク語
カラカルパクご
Karakalpak language

ウズベキスタンのカラカルパク自治共和国を中心隣接の諸共和国とアフガニスタンで話される言語チュルク諸語の一つで,キルギス語などとともにその北西方言 (キプチャク方言) に属する。特にカザフ語とは,その一方言といってもよいほど近い関係にある。話し手約 40万人。ロシア文字による文字言語を有する。

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