カラーム(その他表記)〈アラビア〉kalām

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カラーム」の意味・わかりやすい解説

カラーム
Kalām

基本的には「言葉」という意味のアラビア語である。しかし,アッバース朝初期にムータジラ派の神学が出現するに及んで,この言葉が「思弁神学」を意味するようになった。

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世界大百科事典(旧版)内のカラームの言及

【アシュアリー派】より

…マートゥリーディー派と並んでスンナ派神学を代表する。その特徴は,理性的思弁(カラーム)によって正統的信条を弁証することにある。もっぱらコーランやハディースの引用に依拠して思弁を排する保守的なハンバル派と,合理主義的立場からそれと異なる信条を採るムータジラ派との中間に位置する。…

【イスラム】より

…これが彼らの〈創造されたコーラン説〉と,神の属性の否定となったのである。やがてヘレニズム的観念での神の正義と,それに裏付けられた人間の意志の自由とが強調され,アリストテレスの論理学が方法論となり,彼らは反対者によって〈カラーム(思弁)の徒〉と呼ばれた。 アッバース朝初期の異端ザンダカ主義の流行に対し,政府は弾圧によって対処しようとしたが,ムータジラ派は合理的な神学の確立によって新改宗者の不満を吸収しようとした。…

※「カラーム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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