最新 地学事典 「カリオフィライト」の解説
カリオフィライト
kaliophilite
化学組成KAl SiO4の鉱物。六方晶系,空間群P6322,格子定数a2.6930nm, c0.8522,単位格子中54分子含む。a′1.562nmの亜格子をもち,これは同質異像相のカルシライトの格子のaの3倍に当たる。無色,ガラス光沢。六角柱状あるいは板状結晶をなす。比重2.49~2.67,硬度6。光学的一軸性負,屈折率ε1.533, ω1.537。カルシライト・トリカルシライト・パヌンツァイトとは同質四像関係にある。イタリア,ベスビオ火山での黒雲母輝石岩および輝石-黄長石-方解石岩の放出岩片中に発見され,著量のカリウムを含むことから命名。
執筆者:加藤 昭・宇井 忠英
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

