ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カリオプテリス」の意味・わかりやすい解説 カリオプテリスCaryopteris; bluebeard クマツヅラ科カリオプテリス (カリガネソウ) 属の総称。九州西部と中国,朝鮮半島などに自生するダンギクがよく知られる。基部が木質化する多年草。対生する葉のつけ根をぐるりと取囲むように段になって花が咲き,葉形がキクに似るため名づけられた。ほかにダンギクとカリオプテリス・モンゴリカ C.mongholicaとの交雑種であるカリオプテリス・クランドネンシス C.×clandonensisが,ハナシキブの園芸名で,鉢植えで流通する。ダンギクより茎葉が細く繊細なのが特徴。いずれも花は青紫色であるが,白色や桃色の品種も流通している。日当りと水はけのよい場所を好む。マイナス5℃程度なら越冬は可能。地上部が枯れても翌春地ぎわから芽吹く。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by