生物がいろいろな方法で冬を過ごす現象。温度の低下や食物の減少などの冬の悪条件に対して、生物はほかの季節とは違う生活方法をとるものが多く、移動や貯食や冬眠をする。草本植物では、種子、球根、地下茎などの養分を蓄えた部分だけを残して越冬し、木本植物では、落葉して冬芽をつけるものがある(落葉樹)。哺乳(ほにゅう)類の多くは冬でも活動し、冬毛に変わったりする。ヤマネやコウモリなどは樹洞、岩穴、洞穴で冬眠する。鳥類は寒さへの防御能力が弱く、多くが暖かい地方へ渡りをする。カエル、ヘビ、トカゲ、カメは土や泥、氷の張った池の中で冬眠する。昆虫では腐倒木や樹皮下、岩や樹の割れ目で、卵、幼虫、蛹(さなぎ)、成虫の状態で越冬し、休眠状態になるものが多い。
[小野山敬一]
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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