ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カルボキシペプチダーゼ」の意味・わかりやすい解説
カルボキシペプチダーゼ
carboxypeptidase
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… 唾液の中にはデンプン分解酵素である唾液アミラーゼ,胃液中にはタンパク質分解酵素であるペプシンがあり,酸性の環境ではたらく。膵液中にはデンプン分解酵素として膵アミラーゼ,タンパク質分解酵素としてトリプシン,キモトリプシン,カルボキシペプチダーゼ,エラスターゼなど,脂肪分解酵素としてリパーゼ,ホスホリパーゼなどがある。これらは中性ないし弱アルカリ領域ではたらく。…
…酵素分子の活性中心の違いによって以下の四つに分類される。セリン残基を活性中心に含むセリンプロテアーゼ(トリプシン,キモトリプシンなど),システイン残基を含むチオールプロテアーゼ(パパインなど),酸性アミノ酸を活性中心に含む酸性プロテアーゼ(ペプシンなど),補酵素として金属イオンを含む金属プロテアーゼ(カルボキシペプチダーゼAなど)である。酵素のもつ分解作用に従って分類することもできる。…
※「カルボキシペプチダーゼ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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