ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カルーガ州」の意味・わかりやすい解説 カルーガ〔州〕カルーガKaluga ロシア西部の州。州都カルーガ。モスクワ南西方,中央ロシア高地北西部に位置し,波状丘陵と広い河谷から成る。大部分はオカ川流域に属するが,西端部はドネプル川流域に入る。混合樹林地帯で,州域の3分の1が森林におおわれる。褐炭,鉄鉱,リン灰石などの地下資源があり,開発されている。主要工業は機械 (電機,タービン,機関車) ,木材加工,繊維,食品 (乳製品,食肉) などの工業で,カルーガ,リュジノボ,キーロフ,コンドロボなどの都市に立地。農業では穀物,アマ,ジャガイモなどの栽培と畜産が盛ん。鉄道・道路網が発達し,オカ川が水運に利用される。 1955年ソ連最初の原子力発電所がオブニンスクに建設された。面積2万 9900km2。人口 108万 (1991推計) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by