カンガルーポー

百科事典マイペディア 「カンガルーポー」の意味・わかりやすい解説

カンガルーポー

オーストラリア南西部原産のハエモドラム科の多年生単子葉植物で,10種ほどがある。名は花の形がカンガルーの前足を想起させることにちなみ,属名アニゴザントス。剣状の根生葉を叢生し,直立する花茎の先に総状あるいは穂状の花序をつけ,赤,黄,だいだい,桃,緑色などの筒状花を咲かせる。野生種ほか交雑種もあり,切花鉢植,あるいはドライフラワーとして多用される。株分または実生でふやす。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典(旧版)内のカンガルーポーの言及

【アニゴザンサス】より

…すなわち,コッキネウスA.coccineus Paxt.では深紅色,フラビドゥスA.flavidus Red.では黄緑色,マングレシイA.manglesii Donでは緑色である。特異な形をした花をカンガルー・ポーの名で観賞や切花用に栽培する。イギリスには19世紀初めに移入され,日本にも導入されたが,重要な園芸植物にはなっていない。…

※「カンガルーポー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む