カンガルーポー

デジタル大辞泉 「カンガルーポー」の意味・読み・例文・類語

カンガルー‐ポー(kangaroo-paw)

ハエモドルム科アノゴザントス属(Anogozanthos)の多年草茎頂花序カンガルーの足に似ていることからの名。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「カンガルーポー」の意味・わかりやすい解説

カンガルーポー

オーストラリア南西部原産のハエモドラム科の多年生単子葉植物で,10種ほどがある。名は花の形がカンガルーの前足を想起させることにちなみ,属名アニゴザントス。剣状の根生葉を叢生し,直立する花茎の先に総状あるいは穂状の花序をつけ,赤,黄,だいだい,桃,緑色などの筒状花を咲かせる。野生種ほか交雑種もあり,切花鉢植,あるいはドライフラワーとして多用される。株分または実生でふやす。

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世界大百科事典(旧版)内のカンガルーポーの言及

【アニゴザンサス】より

…すなわち,コッキネウスA.coccineus Paxt.では深紅色,フラビドゥスA.flavidus Red.では黄緑色,マングレシイA.manglesii Donでは緑色である。特異な形をした花をカンガルー・ポーの名で観賞や切花用に栽培する。イギリスには19世紀初めに移入され,日本にも導入されたが,重要な園芸植物にはなっていない。…

※「カンガルーポー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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