切花(読み)キリバナ

デジタル大辞泉 「切花」の意味・読み・例文・類語

きり‐ばな【切(り)花】

枝・茎をつけたまま切り取った花。生け花などに用いる。
[類語]草花生花生け花盛り花押し花造花ドライフラワー花束ブーケ花輪レイ徒花あだばな無駄花初花国花県花名花梅花桜花菊花綿花菜の花落花

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精選版 日本国語大辞典 「切花」の意味・読み・例文・類語

きり‐ばな【切花】

〘名〙
① 枝や茎のついたまま切りとった花。いけ花や仏前花などに用いる。
発心集(1216頃か)六「跡たえたる太山の奥の方に河より切花(キリハナ)のからの流れ出でたるあり」
花柳界で、芸者半日花代をいう。〔かくし言葉の字引(1929)〕

せっ‐け【切花】

〘名〙 仏語炉火の中に投じて供養する樒(しきみ)の葉を細長く切ったもの。密教護摩法を修する時に用いる。

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世界大百科事典(旧版)内の切花の言及

【花卉市場】より

…花卉は一般には花の咲く草本を意味するが,園芸作物として花卉という場合は,観賞用に栽培する切花(切葉,切枝を含む)類,鉢物類,花壇用苗物類,球根類,花木類,芝類をさす。本項では,この意味での花卉の生産,流通・貿易を取り上げる。…

※「切花」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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