デジタル大辞泉 「カンザス州」の意味・読み・例文・類語 カンザス(Kansas) 米国中央部の州。州都トピーカ。小麦の大産地。航空機・車両工業なども盛ん。→アメリカ合衆国[補説] 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カンザス州」の意味・わかりやすい解説 カンザス〔州〕カンザスKansas アメリカ合衆国,中部のグレートプレーンズにある州。州都はトピーカ。古く 1541年にスペイン人コロナドがこの地方を探検しているが,その後フランスの領有に帰し,1803年のフロリダ買収で合衆国領となり,61年第 34番目の州となった。西部は乾燥した気候で,丈の短い草地,砂嵐や雹などの異常気象が多い。東部はいくらか降水量が多く,土壌もよく肥えている。南東部はオザーク高原の一部で,鉛,亜鉛などの鉱物資源が多い。初期の入植者はおもにニューイングランドからの移民で,奴隷制度に強く反対した。卓越した農業州で,早くから大規模な企業的農業が行われ,機械化も進んだ。コムギ,トウモロコシ,ダイズなどを産し,ブタや肉牛の飼育も盛んである。工業は農産物加工を主とし,近年は石油化学工業や機械工業も興っている。主要都市にはカンザスシティー,ウィチタ,トピーカ,アーカンザスシティーなどがある。面積 21万3099km2。人口 285万3118(2010)。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報