カン・とねり

普及版 字通 「カン・とねり」の読み・字形・画数・意味


10画

[字音] カン(クヮン)
[字訓] とねり

[説文解字]

[字形] 形声
声符は官(かん)。〔説文〕八上に「小臣なり」とあり、〔詩、風、定之方中〕の句を引く。その第三章に「靈雨に零(お)つ 彼の人に命じ 星みて言(ここ)に夙(つと)に駕し 桑田(やど)らしむ」とあり、この小臣たる人は、わが国でいえば内舎人(うどねり)にあたる。この詩は都作りすることを歌うもので、「桑田にる」とは、その地霊を鎮めるための行為であるらしい。小臣は殷周期には神に仕えるもので、殷の建国を助けた伊尹は神話的人物であるが小臣とよばれ、殷の王族中、聖職に在るものも小臣と称した。は他に用例がなく、人はのち州の方言では妓女をいい、いまは料理店のボーイをいう。

[訓義]
1. 人、とねり、小臣。
2. 妓女、ボーイ。
3. 家畜の飼養者。

[下接語]
・馬・羊

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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