カンナビノイド

デジタル大辞泉 「カンナビノイド」の意味・読み・例文・類語

カンナビノイド(cannabinoid)

大麻草に含まれる生理活性物質総称。炭素数21の化合物で、140種以上が知られる。主要なものとして、テトラヒドロカンナビノールTHC)とカンナビジオールCBD)がある。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

化学辞典 第2版 「カンナビノイド」の解説

カンナビノイド
カンナビノイド
cannabinoid

大麻Cannabis sativa.の化学成分である Δ1-3,4-trans-テトラヒドロカンナビノール(a),カンナビジオール,カンナビノール(b)など,約30種類の化合物の総称である.5-ペンチルレソルシノールの2位にゲラニル基(3,7-ジメチル-2,6-オクタジエニル)が結合した基本骨格を有している.大麻は,マリファナ(marihuana)やハシシ(hashish)として世界中で乱用されているが,その幻覚作用をひき起こす活性成分は(a)で,沸点200 ℃(2.6 Pa).-150.5°(クロロホルム).(b)は生理的には不活性で,融点76~77 ℃,沸点185 ℃(6.6 Pa).-148°(エタノール).

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android