ががり

精選版 日本国語大辞典 「ががり」の意味・読み・例文・類語

ががり

〘名〙
① (木を切る時に出す音から名づけたものか。「かがり」とも) 木を挽(ひ)くのに用いる、大きな鋸(のこぎり)。がんぎ。おおが。〔新撰字鏡(898‐901頃)〕
風俗画報‐一五四号(1897)人事門「鋸には、大切、引切かがり、両頭
大鋸の歯のような、ぎざぎざ。
浄瑠璃・三荘太夫五人嬢(1727)五「此山椒の木の剣の針、ががりは幸ひ鋸同然、其奴が首を引落せと」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android