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大鋸 おがframe saw

7件 の用語解説(大鋸の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

大鋸
おが
frame saw

大材から板を挽 (ひ) くための縦挽きの鋸。元来は中国,朝鮮の框鋸 (かまちのこ) ・枠鋸に由来するもので,日本へは 14世紀頃導入されたといわれている。工の字形の木枠の片側に幅の狭い鋸身をつけ,他端を紐で結び,この紐を絞ることによって鋸身を伸長させ2人で挽く。

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デジタル大辞泉の解説

おお‐が〔おほ‐〕【大×鋸】

おが(大鋸)

おが【×鋸】

《「おおが」の音変化》板ひき用の大形の鋸(のこぎり)。二人でひく縦びき用のものが室町時代に中国から伝来し、江戸時代には一人でひく前挽(び)き大鋸ができて普及した。おおが。→鋸(のこぎり)

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世界大百科事典 第2版の解説

おが【大鋸】

木材の縦びき専用の(のこぎり)。身幅約5cm,長さ約2m,中央で刃の方向が左右にわかれた鋸身を枠に張り,2人で大材をひき割る工具。大型であるから大鋸と書き,〈おおが〉とも言った。14~15世紀ころ中国より渡来したといわれている。それ以前の日本の鋸は木の葉形の横切り用のもので,能率も悪かった。大鋸の出現は製板および木材加工技術に一大革新をもたらしたが,大型であるため鋸身の製法が難しく,一般に入手困難であったらしい。

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大辞林 第三版の解説

おおが【大鋸】

おが【大鋸】

〔「おおが(大鋸)」の転〕
切り出した木を板にひくための縦びきの大きな鋸のこぎり。室町時代頃から使われた。エ字形の枠の片側に鋸を取りつけ、片側をひもでしぼり二人でひく。江戸時代に入ると一人でひく柄のついた形式のもの(「前挽き大鋸」ともいう)が現れ普及した。おおが。ががり。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

大鋸
おが

木材を軸方向と平行に切断する(引く)二人挽きの大型縦挽鋸(たてびきのこ)で板の製材などに用いる。オガとは大ガガリの略でガガリは鉤のようにひっかかる意という。枠鋸(わくのこ)の一種で、棒状の枠の中央に竹製の梁をはめ込んだH字形木枠の一端に鋸身を固定し、他端に縄を張る。縄を絞めることで鋸身が張り強度を得る。大鋸は室町中期には日本で使われていたらしい。中国および周辺諸国にも大鋸があり、中世の大陸建築技術導入に伴い移入されたと思われるが、古墳時代から遺物のある在来の縦挽鋸から発達したという説もある。材種や材質にかかわらず製材が可能な大鋸の導入で板の生産性は格段に向上した。大鋸は江戸初期には姿を消し、鋸身が幅広で柄部が湾曲し身体の正面で挽く一人挽きの前挽大鋸(まえびきおが)が一般化し、今日では大鋸として前挽大鋸を指す場合が多い。また、木材の縦の軸方向に対し水平に切断する(切る)二人挽きで枠のない横挽鋸(よこびきのこ)は台切大鋸(だいぎりおが)と呼ばれる。[中尾七重]
『村松貞次郎著『大工道具の歴史』(1973・岩波新書) ▽吉川金次著『鋸』(1976・法政大学出版会) ▽中村雄三著『道具と日本人』(1983・PHP研究所)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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世界大百科事典内の大鋸の言及

【大鋸】より

…身幅約5cm,長さ約2m,中央で刃の方向が左右にわかれた鋸身を枠に張り,2人で大材をひき割る工具。大型であるから大鋸と書き,〈おおが〉とも言った。14~15世紀ころ中国より渡来したといわれている。…

【鋸】より

…(4)では木材用,竹びき用,金切り用などがある。木材の手びき用には既述の縦びき,横びき,ばら目のほかに細かい歯で精密にひく胴付(どうづき)鋸(鋸身の薄さを補強する背金がつくので背金鋸ともいう),端止溝を挽く畔(あぜ)びき鋸,舟大工の用いる摺合せ(すりあわせ)鋸,曲線を挽く引(突)回し鋸などがあり,さらに手びき製材に用いられてきた縦びき用の大鋸(おが),前びき大鋸,かがり,両びき(両頭)鋸などがある。(5)は手びき鋸,機械鋸を問わず,ほとんどのものは炭素工具鋼5~6種(鑢(やすり)のかかる程度の硬さ)であるが,最近丸鋸などには超硬質合金(炭化タングステン)などを付刃するものが多くなり,これをチップソーという。…

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