20世紀西洋人名事典 「ガストンシェロー」の解説
ガストン シェロー
Gaston Chérau
1872 - 1937
小説家。
記者生活を経験した後作家生活にいる。写実的な地方小説を書き、作風は穏健篤実である。同一人物を数編の作品に登場させ、バルザックふうでもある。「怪物」(1913年)、「返し波」(’14年)、「パトリス・ペリエの家」(’24年)等の作品があり、「ヴァランチーヌ・パコー」(’21年)は「ボヴァリー夫人」ふうの主題を取り扱った作品である。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報