がせつ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「がせつ」の意味・わかりやすい解説

がせつ

広島県郷土料理で「がせつ和(あ)え」の略称である。がさつ者、がさがさなどと同じ語源で、人を卑しめたり自らへりくだったりする意にもなる。料理のがせつは、一度煮たり焼いたりしたものにさらに料理の手を加えることをいう。ホウレンソウと細い蓮根(れんこん)をゆでておく。アナゴをつけ焼きにして1センチメートル幅に切り、砂糖、しょうゆをあわせたものの中に浸けておく。10分くらいのちに、前出のホウレンソウを1センチメートルくらいに切り、蓮根をなるべく薄く切り、アナゴの浸けてある汁の中に入れて混ぜ合わせるのが、だいたいの作り方である。これは各家庭でつくる。

多田鉄之助

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む