ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ガン・バレル型核兵器」の意味・わかりやすい解説 ガン・バレル型核兵器ガン・バレルがたかくへいきgun barrel-type weapon 砲身型核兵器。核分裂爆弾 (原爆) の起爆形式の一つ。臨界量以上の核物質を,臨界量以下に分けて筒状の容器の両端に置き,それを急速に合体させることで爆発させる。構造はインプロージョン型核兵器に比べると簡単であるが,より多くの核分裂物質を必要とするので,核弾頭の小型化には適していない。また核分裂物質としてプルトニウムを用いる場合は,少量混じっているプルトニウム 240が自発核分裂をしてしまうため,そのままでは使えない。広島に投下された Mk1核分裂爆弾はウラン 235を使用したガン・バレル型であった。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by