普及版 字通 「キ・たたり・まつり」の読み・字形・画数・意味
17画
[字訓] たたり・まつり
[字形] 形声
声符は(幾)(き)。は戈に絲(糸)の呪飾をつけて、幾察し祓うことを意味する字。これによって妖祥を知ることをという。〔淮南子、氾論訓〕に「鬼のに因りて、之れが爲に禁を立つ」とあり、〔列子、説符〕に「楚人は鬼、而して越人は(を信ず)」とみえる。妖祥を祓う法に、〔礼記、玉藻〕「稷(の淅(と)ぎ汁)に沐し、粱(の淅ぎ汁)に(くわい)す(顔洗う)。~(沐後の酒)をめ、羞(しう)(肴)をむ」とあり、沐後に酒を用いた。
[訓義]
1. たたり、きざし。
2. まつり、たたり祓いの酒。
[古辞書の訓]
〔字鏡集〕 サカユ・ヤスシ
[熟語]
▶・祥▶
[下接語]
受・信・禎
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報