精選版 日本国語大辞典 「きっしく」の意味・読み・例文・類語 きっしく 〘 形容動詞ナリ活用 〙① けちなさま。[初出の実例]「王嘉は達者な処はあれども、しばい人ぞ。〈略〉人のきっしくなと世話に云が此ぢゃげなぞ」(出典:寛永刊本蒙求抄(1529頃)二)② かたい一方で、融通のきかないさま。律儀(りちぎ)なさま。几帳面。[初出の実例]「二ど三度あそびたる所なれば、かねなく共さのみきっしくには云ふまいと」(出典:茶屋諸分調方記(1693)二二) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例