几帳面(読み)きちょうめん

精選版 日本国語大辞典「几帳面」の解説

きちょう‐めん キチャウ‥【几帳面】

〘名〙
① (もと几帳の柱に多く用いたところからという) 器具のふち、柱のかどなどを、きざみ目を一筋入れて、半円形に削ったもの。
※君台観左右帳記(1511)「盆は角ひしなと大切にはたをきちゃうめんにほり」
② (形動) かたに合っていて、厳格で折り目正しいこと。いいかげんでないさま。
※俳諧・昼礫(1695)「渡唐とて挟箱迄きてうめん」
(1911‐13)〈森鴎外〉一五「家の中の事を生帳面(キチャウメン)にしたがる末造には」

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デジタル大辞泉「几帳面」の解説

きちょう‐めん〔キチヤウ‐〕【×几帳面】

[名]角柱の角につけた面の一。角そのものは残すように、両側に段をつけたもの。もと几帳の柱によく用いられたところからいう。
[形動][文][ナリ]細かいところまで、物事をきちんと行うさま。決まりや約束にかなうように正確に処理するさま。「几帳面な性格」「時間を几帳面に守る」
[類語]まじめ大まじめ生まじめくそまじめ忠実愚直四角四面誠実篤実真摯至誠信実篤厚質実堅実堅気かたぎ実直謹厳生一本一本気勤勉律儀義理堅い義理立て良心的ちゃんとしっかりしゃんときちんときちんきちんきっちりかっちりがっちりきりっと規則的整然

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世界大百科事典内の几帳面の言及

【柱】より

…方柱は平安時代以降,角を落として面(めん)をとるが,そのとり方は時代が下ると小さくなり,平安時代は5分の1前後(片方の面の見付の寸法を柱幅で除した割合)であったものが,江戸時代では約12分の1ないし20分の1前後となる。これを切(きり)面というが,そのほかに桃山から江戸時代には唐戸(からと)面(直線ではなく丸い面で,両端に決りが付く)をとるものが現れ,さらに几帳(きちよう)面(唐戸面の丸い面を直線で尖らせたもの)へと進む。六角柱,八角柱はそれぞれ六角円堂,八角円堂に用いられる。…

※「几帳面」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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