日本大百科全書(ニッポニカ) 「キマダラコウモリ」の意味・わかりやすい解説 キマダラコウモリきまだらこうもり / 黄斑蝙蝠蛾[学] Endotrica sinensis 昆虫綱鱗翅(りんし)目コウモリガ科に属するガ。はねの開張70~80ミリメートル。前翅は黒褐色で、横脈上や中室内に銀白色の小さい紋がある。夏に出現し、夕暮れどきに活発に飛び、灯火にも飛来する。幼虫はキリ、モモそのほかの樹木にトンネルをつくって加害し、トンネルの入口で蛹化(ようか)する。日本全土のほか朝鮮半島、中国に分布する。[井上 寛] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例