キム・ヨンジュ(読み)金 英柱(その他表記)Kim Yong-ju

現代外国人名録2016 「キム・ヨンジュ」の解説

キム・ヨンジュ
金 英柱
Kim Yong-ju

職業・肩書
政治家 北朝鮮最高人民会議常任委員会名誉副委員長 元北朝鮮国家副主席

国籍
北朝鮮

生年月日
1920年

出生地
朝鮮・平安南道(北朝鮮)

学歴
モスクワ大学〔1945年〕卒,モスクワ高級党学校修学

経歴
金日成の弟。金日成抗日パルチザンに参加。1954年朝鮮労働党組織指導部指導員、’57年同指導課長、’62年10月同組織指導部長。’61年党中央委員、’66年党政治委員候補、’69年党政治委員(現・政治局員)・書記。’72年11月南北調整委員会合同委員長となり、7.4南北共同声明に署名。’74年2月副首相。’75年7月以後公職から引退していたが、’93年7月、18年ぶりに登場、12月党政治局員、国家副主席として復帰。同月最高人民会議代議員。’94年豆満江流域開発の責任者となる。’98年9月最高人民会議常任委員会名誉副委員長。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「キム・ヨンジュ」の意味・わかりやすい解説

キム・ヨンジュ(金英柱)
キム・ヨンジュ
Kim Yǒng-ju

[生]1922. 平安南道,大同
北朝鮮の政治家。キム・イルソン (金日成) の実弟。解散前満州で金日成とともに抗日パルチザン活動に従事。解放後ソ連に留学したといわれる。 1961年朝鮮労働党中央委員,組織指導部長,62年最高人民会議第3期代議員を経て,66年政治委員候補兼秘書となった。 70年第5回党大会で政治委員,秘書,組織指導部長として一躍上位に進出した。 72年7月南北共同声明の平壌側署名者をつとめ,同声明により設置された南北調節委員会北側委員長となった。 74年政務院副首相に就任し,キム・イルソンの特使としてアラブ諸国に派遣されたが,その後降格

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