デジタル大辞泉 「キムリア」の意味・読み・例文・類語 キムリア(Kymriah) B細胞性急性リンパ芽球性白血病・びまん性大細胞型B細胞リンパ腫の治療薬。患者の血液から取り出したT細胞に、がん細胞を攻撃する力を高める遺伝子を組み込み、患者の体内に戻す、CAR-T細胞療法という免疫細胞療法に用いられる。一般名はチサゲンレクロイセル。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
知恵蔵mini 「キムリア」の解説 キムリア 遺伝子治療薬。難治性の白血病やリンパ腫の患者に対する、遺伝子操作を用いた治療法「CAR-T細胞療法」で使用される。スイス製薬大手ノバルティスと米ペンシルベニア大学のチームが共同開発した。患者の血液から免疫反応の司令塔となるT細胞を取り出し、がん細胞に対する攻撃力を高めるために遺伝子を改変したうえで体内に戻す。2017年にアメリカで承認され、国内でも19年に厚生労働省が承認した。価格は一回の投与につき3349万3407円で、保険の対象となる薬としては同年時点で過去最高額となる。 (2019-5-16) 出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報