キュウ・みずち

普及版 字通 「キュウ・みずち」の読み・字形・画数・意味


8画

(異体字)
7画

[字音] キュウ(キウ)
[字訓] みずち

[説文解字]

[字形] 形声
声符は(きゅう)。(糾)の初文で、ものの糾纏する形。竜に関する字には、蛟・・禹・など、二虫糾纏(きゆうてん)の意をとるものが多い。漢の王延寿の〔魯の霊光殿の賦〕に「蛇(とうだ)(りうきう)して榱(たるき)を遶(めぐ)る」の句がある。はみずち。〔説文〕十三上に「の子の角有る者」とするが、〔淮南子、覧冥訓、高誘注〕のように、有角を竜、無角をとするものが多い。

[訓義]
1. みずち。
2. 竜、角のない竜。

[古辞書の訓]
名義抄 オホハチ/大 ミヅチ 〔字鏡集〕 ワダカマル・タツキ・タツ・ミヅチ

[語系]
gyuは同声。樛kyuも声義が近い。・求・声の字に、かがまり糾纏するという共通義がある。

[熟語]

[下接語]
・潜・騰・蟠

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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