きゅっきゅっ

精選版 日本国語大辞典 「きゅっきゅっ」の意味・読み・例文・類語

きゅっ‐きゅっ

  1. 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる )
  2. はずかしがったり、くすぐったがったり、笑いを押えたりするような場合の笑い声を表わす語。くっくっ。
    1. [初出の実例]「ハンケチを口にあててきゅっきゅっと噴き出してしまった」(出典:或る女(1919)〈有島武郎〉後)
  3. 物のきしむ音を表わす語。新しい革靴などをはいたときに、革がきしんで鳴る音などにいう。
  4. 元気よく、力をいれて、何度も、みがいたりこすったり、また、引っぱったり押したりなどするさまを表わす語。
    1. [初出の実例]「親仁は桶のなかに琥珀色にをどんでゐる飴をきゅっきゅっとひっぱりあげて」(出典:銀の匙(1913‐15)〈中勘助〉前)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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